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お勧めの本Books

前ページ「研究について」で書いたように、法学部の大学生を対象にした「論文の書き方」の参考本が少ないなか、卒業論文から博士論文、さらに学術論文までを網羅している良書を紹介します。

 

■『社会科学系のための「優秀論文」作成術―プロの学術論文から卒論まで/川崎 剛』(勁草書房 : 2010)1995円

論文の中核をなす研究命題(Research question)の立て方・分析・論証の方法など、日本の大学であまり教えない「論文の書き方」を伝授するのは、カナダの大学で15年教鞭をとり、英米の学会誌で査読審査もこなすProf. Kawasakiです。著者の専門分野は国際政治ですが、国際法にも通ずる点が多々あり、私がこれまで見てきた本のなかで一番のおすすめです。論文に着手する早い時点で読むと時間のロスが少なくて済みます。

 

つぎに、論文提出の締切ギリギリ前にワードでパニックにならないための本を紹介します。

 

■『卒論執筆のためのWord活用術ー美しく仕上げるための最短コース/田中幸夫』(ブルーバックス:2012)924円

Windows 8の出る前ですので若干の違いはあるかもしれませんが、「ワードのいろいろな機能に振り回されて時間がなくなった」「指導教官が急にコメントを送ってきたが、目次を更新する時間がもうない」・・という事態に備えることができます。ワードだけでなくエクセルやパワーポイントの機能も紹介しており、「時短」を最優先に構成されている良書です。

※当HPで紹介する「お勧めのワード機能」と「お勧めのエクセル機能」は、普段自分が使っている機能のほかに、この本で紹介されている機能も<参照>を付けて少し紹介します。

 

以上の2冊があれば、論文作成における悩みのほぼ半分は解決できるのでは・・・と思います。

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