宇宙法政策模擬交渉Simulated Negotiation on International Law and Policy

20152015

開講科目名:

プログラム講義宇宙法政策模擬交渉

授業のテーマと到達目標:

本講義は、各国の宇宙活動に関する宇宙法政策を概観するとともに、宇宙活動に関する重要なテーマを英語で議論
し、多様な国際場面に応用できる交渉スキルの習得を目的とする。

授業の概要と計画:

本講義では、各国の宇宙法政策について基礎知識を得るとともに、宇宙活動に深く関わるテーマおよび2015年10月
上旬に開催される宇宙世代会議(Space Generation Congress)で扱われるテーマについて英語で議論する(実際に
同会議に参加する可能性もあります)。授業の前半(20分)は宇宙法政策の基礎講義、後半(70分)は各週のト
ピックについて英語で議論し、最終的に意見をまとめる作業を行う。
【1】宇宙法政策(概論)+調査・分析方法のガイダンス
【2】米国の宇宙法政策/議論テーマ「宇宙活動はすべての国家がするべきか」
【3】ロシアの宇宙法政策/「国費で月や惑星に人を送るべきか」
【4】日本の宇宙法政策/「宇宙活動で求められるリーダーシップは地上と同じか」
【5】カナダの宇宙法政策/「宇宙活動における国際協力から得られる利益はあるか」
【6】欧州の宇宙法政策(ESAとEU)/「宇宙活動が及ぼす外交上の利益はあるか」
【7】欧州の宇宙法政策(仏)/「Google Earthによる画像公開に国際規制は必要か」
【8】欧州の宇宙法政策(英)/「アジア太平洋で宇宙活動における協力は可能か」
【9】欧州の宇宙法政策(独)/「教育機関による超小型衛星の打ち上げは規制すべきか」
【10】中国の宇宙法政策/「惑星を破壊する兵器は必要か」
【11】韓国の宇宙法政策/「国家は宇宙技術を輸出すべきか」
【12】国際機関の宇宙活動(1):UNESCO/「衛星放送で途上国の教育普及は可能か」
【13】国際機関の宇宙活動(2):ITU/「宇宙衛星通信に対するサイバー攻撃は規制可能か」
【14】国際機関の宇宙活動(3):ICAO/「公海上における衛星打ち上げ活動は規制可能か」
【15】予備

成績評価と基準:

事前準備をもとにした議論・報告を基礎に評価する。

履修上の注意:

★文科省特別経費「シチュエーショナルトレーニング・プログラム」指定授業です。

学生へのメッセージ:

限られた時間内で柔軟に議論を展開し、意見をまとめ、プレゼンするスキルを要する「英語交渉力」は国際会議だ
けでなく、ビジネスにも広く応用できます。宇宙空間という特殊な環境での活動に適用される法政策を学び、宇宙
プロジェクトの最新動向を押さえながら、実際に使える知識と応用力をぜひ習得しましょう。

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