授業に対する質問・コメントQeustion and Comments

第9回授業9th

【来週までの宿題として模擬裁判の英文書面作成をお願いしました】

Question / Comments Answer
C. 米国のミサイル防衛共同実験の様子は
全く知らなかったので新鮮でしたが
この映像見る限り日本の軍事力は
非常に発展していると思われても
仕方ないなと思いました。

今回の課題は難しそうですががんばります。

A. 今日は「はやぶさ2」という宇宙空間の平和利用のご紹介と平行して(https://www.youtube.com/watch?v=GZcLdvm_6lA )、2010年の日米ミサイル防衛のクリップを授業でご紹介しました(https://www.youtube.com/watch?v=_pr9WY2Xyj0)。映像には映画のようなナレーションや音楽も入り、なんだか日本が宇宙の軍事利用に積極的なイメージになっていましたね。ちょっと心外だったかと思います!日本が宇宙の平和利用を進めているというイメージを作っていかなくては・・と思う今日この頃です。

模擬裁判の英文書面の作成、できるところまでで大丈夫です!あと2週間かけて作っていきましょう。

C. 自主的にもっともっと学ばなければ
ならないなと強く感じました。
内容も難しくなっていき、
復習も課題もこなしていきたいです。
A. ありがとうございます!授業ではなるべく「素材(=情報)」と「料理の方法(=分析・リサーチ・プレゼン方法)」の提供に徹し、あとは各自ガシガシ進んで行っていただけたら・・と願っています。でも無理は禁物です。難しいと感じた場合、私の説明が足りないことが原因かと思いますので、すぐに教えてくださいね。
C. 難しそうですが頑張りたいと思います。

はやぶさは前回で多くの人にロマンを
感じされたと思いますが、今回も
そうなるといいなあと思いました。

A. はい!グループ作業となりますが、ゆっくりでいいので、ぜひ挑戦してみてください!

先ほど「はやぶさ2」の打上げが無事成功しましたね。次お目にかかるのは6年後と書かれてありましたが、6年間も仕事がひと段落しないというのもすごい世界だなと思いました。前回のはやぶさも一度は音信不通なったり・・と、本当に「冒険」だなと感じます。まさにロマン、ですね!

C. この前、ハーバーランドから船に乗った時
動画で見た軍艦(?)を見ました。
当時何に使うのか疑問に思いましたが
そういう実験に使われるのかと知り驚きました。

こんなにちゃんと落ち着いて勉強できる機会が
少なかった生活なので、話すのは苦手ですが
頑張ろうと思います。

A. ハーバーランドに停泊!!??すごい発見でしたね。驚きです!私は戦艦のモデルなど詳しくないのですが、ミサイル防衛に使われるようなイージス艦は、実際に見るとかなり大きいのでしょうね。

勉強にはゆっくりした時間が必要ですよね。授業でも時間をかけていきたいと思いますので、楽しく書面作成や口頭弁論を体験していただけたら、と思います。

C. なかなか書面の段階になると厳しそうです。
朝、気象情報をテレビで見ていたら
はやぶさの打上げの話をしていて
13時ごろの天気は大丈夫そうで
打上げできそうという話を聞いていたので
タイムリーな話題でした。
A. 無事に打ちあがりましたね!そうでしたか、朝のニュースでも打上げについて天気予報士さんがコメントされていたのですね。模擬裁判もタイムリーな小惑星問題ですので、これぞという答えはありません。みんなでぜひ挑戦してみましょう!
C. 国際法を使った法的な主張をどう行うのか
初めてなのでわからない部分もありますが
さしあたり普段の法律と同じように
書いてみようと思います。被告側なので
条文の要件に当てはまらないことを
メインに主張することになると思います。

A. 被告側は、きっと斬新な発想と慎重な裏付けなどが試されるのでしょうね。楽しみです!そうそう、米国が小惑星の採掘に関する法案(Asteroid Act)を制定し始めているようです(国内法)。授業で話すのを忘れていました・・。参考になるか分かりませんが、チェックしてみてくださいね。

C. グループで活動することが最近あまり
なかったので、こうした機会に英語の
の勉強と絡めて楽しんでやっていきたいです。
A. グループ・スタディは一人で勉強するよりも楽しいですよね。現在アカデミア館の教室が使えるか確認中です。STP(シチュエーショナルトレーニング・プログラム)の模擬裁判準備でしたら使用できるので、分かり次第みなさんにご連絡しますね。広くて明るそうです!(まだ私は入ったことがないのですが・・)。
C. 日本でこのような実験が行われていることを
初めて知りました。政治的な要因も
あると思いますが、国が情報を発信するか
どうかというのは時々ニュースや
新書で指摘されていることで、そんな
日本国民が知らないことって意外と多いなあと
改めて思いました。
A. 日米の共同ミサイル防衛実験は、当時日本のニュースでも放映されていましたが、Youtubeで音楽がついた映像となると、違う印象を受けますね。宇宙活動との関係はなかなかわからなかったと思います。面白い新書とか見つかりましたら教えてくださいね。
Q. ASATについて質問があります。
1.ASATは「他の宇宙物体に対する損害・干渉
を与える可能性がある宇宙物体」を対象と
しますが、それは一か国で判断できますか?
2.もし本当にこういう対象に対して武力を行使
したい場合は、国家自身が決定権を持ちますか?

A1. どれがASATか、という判断を一か国で行うことは難しいかと思います。設計図でもない限り、「攻撃はしていないけど攻撃力を備えた衛星」というのも考えられますし・・。一応Space Situation Awareness(宇宙状況認識)というシステムで、宇宙物体を監視しようという試みがあります。こちらの文献も参考にどうぞ(日本語)。

A2. 自衛権行使の話になってきます・・。地上と同じで国連憲章第51条の文脈で検討することになります。

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第10回授業10th

 

Question / Comments Answer
C. 地球上で、現状核開発をめぐってまだ互いに
疑ってるのに、宇宙というはっきりしない対象内での
透明性を求めていくのは本当に難しいんだろうなぁと
思います。でもここでうまく立ち回れたら大きな
利益を得られるのであれば、各国とも必死になる
と思いました。
A. そうですね。各国の宇宙活動における「透明性」といっても、実際には公開したくない情報もあるかと思いますし、内容によっては国家の安全保障を脅かすことになるかもしれませんし・・。協力=国益という図式が明確であれば、より協力が得られるかもしれません。
C. 被告(URA)の書面作成は、原告の主張しそうな
ことを予想しながら作っていましたが、
やはり先に原告の作った書面を読んでから
反論を考える方がやりやすいと思いました。
A. 実際には原告・被告両方の書面を作成しますので、その場合は原告を先に作るか、平行していくのだと思います。書面作成、お疲れさまでした!
Q. 英語での書面作成について、去年のサンプルを
見ると、主語に"I"や"we"が出てきていないような
印象でしたが、こうした主語は使わない方が
良いのでしょうか?
A. 質問ありがとうございます!はい、一般的に報告書や論文では「〜が指摘される」「〜ということが明らかになった」という表現が好まれることから、英語でも「It was pointed out....」や「 It was clarified that...」といった受動態、もしくは「It is possible to say..」というようにitを主語にし、"I"や"we"は極力使わないようにします。
C. いただいた「メモリアルへの道」が
今回だけでなくさまざまな授業やゼミのまとめに
使えそうなので大事に保管したいです。
中国の宇宙ロケットやはやぶさ、オリオンなど
こんなに 頻繁に宇宙に関連した実験が行われて
いるとは この授業を取るまで知りませんでした。
今回の課題では訳文ではなく原文で
ニュアンスを感じつつ使えそうな箇所を
探さなくてはならなかったので大変でした。

A. 週に1回の授業でいきなり書面を書くのは・・大変でしたね。お疲れさまでした!ナイストライです!宇宙活動とそれに関する法に少しでも関心を持っていただけましたら、授業の目的は達成されたようなものです。宇宙を見上げる・・とこから、「宇宙を使う」という視点から宇宙ビジネスを考えるのも面白いですよっ!しかも宇宙保険というものもあるのです。

C. 宇宙法模擬裁判は今までに体験がなかったので
法律の条文を読んだり、問題文を理解した後
書いたけれども、自らの文章に説得力があるのか
判断が難しかった。
A. 初めての書面作成に真摯に取り組んでくださり嬉しい限りです。「立論の仕方(=書き方)」について来週説明しますね。お疲れさまでした!
C. 宇宙活動における透明性・信頼醸成措置は
マジックワードですね。定義できないものを
規制するのはむずかしいというくだりが
心に残りました。
A. 本当ですね。軍縮・軍備管理法で一番求められるのは「禁止する兵器の定義」で、逆に定義に当てはまらない兵器は許される・・といった反対解釈あったりしますが、宇宙兵器も「地球防衛の目的で惑星を破壊する兵器」と捉えられると・・正当化されちゃいそうで、本当にややこしいです。
C. 兵器関連の規制について合意を取り付けるのは
難しいことですが、ASATsを地上から攻撃
できないのは驚きでした。
A. 「ASATsを地上から攻撃できない・・・」技術的にはできます!・・ごめんなさい・・TCBMsや宇宙デブリの文脈でしたでしょうか?説明補足していただけるとありがたいです!
C. 国際法に限りませんが、
法は入り組んで細か 定められている点に
注意して見ていきたいと思います。
A. そうですね。宇宙法はまだまだ他の分野と比べて条文など少ない方ですが、動きのある分野などは常に改訂されていきますから慎重さが求められるかと思います。
C. 英語で模擬裁判の書面を作成するのは初めてで
しかも前回欠席したのでグループの人に
助けてもらいながらやりました。
すごく英語が辛かったです。勉強不足の
分野だと英語どころか、日本語でも
良くわからないなーと実感しました。
A. 素晴らしいチームワークですね。問題文も技術的な用語が多いですし、宇宙法を学び始めたばっかりですので、大変だったかと思います。お疲れさまでした!
Q. TCBMsは、公開情報に対する確認システムは
あるのでしょうか?今回の模擬裁判で
TCBMsを利用できますか?(法的効果は認められますか?)
A. 残念ながら、TCBMsで公開した情報を確認する精度はまだありません。しかし、宇宙空間での武力行使や兵器の配備でしたら、地上の観測システムが役に立つかと思います。また、TCBMsは法的拘束力のないのですが、既存の義務履行を促進する機能はあるかと思います。
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