授業に対する質問・コメントQeustion and Comments

第3回授業3rd

Question / Comments Answer
C. 国としての宇宙飛行士と私企業としての
宇宙飛行士は区別されるべきであり、
それに応じて適用される法律も異なるはずであり、
新たに宇宙旅行者に対する法を整備する必要が
あるのではないかと思います。
A. 本当ですね。お金を払って観光に十分な訓練だけを受けた「旅行者」と、専門性を持って宇宙空間でミッションを遂行する「宇宙飛行士」はやはり区別したいものですね。もっと宇宙に行く民間人が増えれば、法整備も進むかもしれませんが、事故が起こる前に対応しなくてはならない問題です。
C. とっさの英語の質問が返し辛いです。 A. 想定してなかった質問をいきなり英語でされたら、驚きますよね!時間稼ぎのフレーズもいろいろあります(笑)。"That is a really interesting question. Well, let me see... do you mean.... (質問を繰り返す)?"などなど。学会でもよく使われるスキルです(笑)。
C. 時々国が研究費の削減を訴えていますが
新薬の開発など宇宙でしかできないことも
あると思うので、そういった研究費も
大事にすべきだなと思います。今回は
自分の意見がロマン説と名づけられ、
自分の意見は他の人にはそう聞こえるんだなと
思いました。(人が宇宙に行くのは人が宇宙を
身近に感じるために必要なことです。
「人が行けるんだ!」と示すことが
刺激になりますという意見です(笑)。)

A. 宇宙空間では無重力(専門的には微小重力)のため対流が起こらず、純度の高い医薬品を作ることが可能、というお話を少ししました。特に人類の生活を豊かにする研究などは、優先順位を高くして欲しいですね。

ロマン説!他の人が思いつかないようなオリジナリティのある意見を聞けて、嬉しいあまりそんな表現をしてしまいました。すみません!独自性が一番大切ですので、今後もご自分の視点を大切にしていってくださいね。

あと、確かに「不可能でない」とわかることって本当に刺激になりますよね。フルマラソンやダイビングとかも身近な人がやり遂げると、自分を挑戦してみようかな~と確かに思います!

C. 今回の国税で人を月、火星に送る、という題を
聞いたとき、YESの考えなんてないと思って
YESの班に入ったところ、意見を考えると、
いろいろ主張することがあると気づき
面白かったです。
A. 楽しんでいただけてよかったです!政府側に立った視点、民間企業側にたった視点、先進国と発展途上国の視点もそれぞれ異なって・・その時その時自分が置かれている立場によって意見を変えられたら、すごい「交渉人」になれそうですね(笑)。
C. ディベートについて、反論を一回してから、
もう一回自由弁論の機会があればもっと自分の
意見を表しやすいかと思います。
A. 本当ですね!相手からの質問には自分が気が使なった点もありますし、反論するには英語力が必要となるので、反論する時間を取れるよう工夫していきますね!
C. Debateが思っていた以上に難しくて、いざ
発表するとなると頭が混乱してしまいました。
しっかり調べてから次のDebateに臨みたいです。
A. 英語で説明するだけでも大変なのに、「議論する」となるとLIVEで英文を作らなくてはならなく・・本当に大変です!日本語で議論するのだって専門用語が必要になりますし・・。ぜひ少しずつ慣れていきましょう!お疲れさまでした。
Q. スペースX社はアメリカ政府から一切補助金を
受けずして自分たちで独力で資金を集めて宇宙開発
を行っているのすか。日本の宇宙法政策は世界の潮流や
国際基準からしてやはり遅れていますか。
宇宙法の分野は他の分野に比べて国際協調や協力体制が
進んでいると思いますが、いかがでしょうか。

A. 3つのご質問、ありがとうございます!米国の民間企業は基本的に政府から援助がないですが、人的ネットワークはかなり重要です。国際宇宙大学という大学があるのですが、そこで構築される人脈をもとにベンチャー企業を立ち上げる若手も多いです。

日本の宇宙法政策が特に遅れているというわけではありませんが(日本は宇宙先進国ですので)、やはり宇宙ビジネスを促進する国内法整備が遅れている点が残念です。

宇宙空間はとても危険な環境と認識されているため、国際法の分野でも確かに宇宙法では国際協力原則が強調されています。

Q. 授業で宇宙救助変換協定について扱いましたが、
非加盟国の了解に宇宙飛行士が落下した場合、
当該国が引き渡しを拒否(政府間の対立が
あるなどで)した場合、やはり人質行為禁止条約が
適用されるのでしょうか。しかしSpace Shuttleなどの
物体が落ちた場合は、非加盟国の引き渡しを
拒否できるのですか?

A. ご質問ありがとうございます!人質行為「防止」条約ですね。第1条をご覧いただくと、「人質を取る行為」の定義や、犯罪の定義にはその「未遂」と「加担」とが含まれています。同条約は「人質を取る行為」を犯罪とする国内法整備をするように国を義務付ける内容になっています。宇宙物体返還協定の締約国であれば、返還を拒めばそのまま「国家責任」が生じると解するのが通常かと思います。

Q. 宇宙救助返還協定第1条と第2条の文言における
「the personnel of a spacecraft」を使用していますが
不通に宇宙飛行士の英訳は「astronauts」です。
それを考えると宇宙旅行
(spacecraftを使用する場合)の「passenger」
でも宇宙救助返還協定の
保護範囲に含まれると 思いますが、どうでしょうか。
A. そうですね。使われている用語が違うため、学者によってもいろいろ検討されている点です。国際宇宙ステーションの宇宙飛行士に関する行動規範では「passenger」の語が使われており、今後も類似の法文書が増えてくれば更に解釈の幅が広がってくると思われます。まだ区別がはっきりしていないため、宇宙救助返還協定は適用されると考えられますが、今度の法整備に注目したいところです。
C. 今回のディベートで人類が宇宙に行くことのロマンを
知りました。JAXAのHPに上げられている、宇宙飛行士
の座談会のレポートを読んだ際に、有人探査は
“人類の性”であるというセリフを見て、宇宙飛行士達
自身が宇宙に行って、技術貢献をしたいという
願望(熱望)を感じられ、個人的に興味を持ちました。
A. 確かに宇宙はロマンとか言われますね!私にとっては宇宙こそ「現実」です・・社会のいろいろなルールや道徳、常識の方が人間が考えて作ったものなので、あまり複雑な状況になったら「宇宙が現実」と考えて気を楽にするようにしています(笑)。宇宙空間に行きたいかどうかは人によって異なりますが、誰かに行っていただいて「宇宙はこうだよ」と教えてもらいたいです!・・フリーフォールを24時間という環境は・・私には無理のようです(笑)。

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第4回授業4th

Question / Comments Answer
C. テーマに条件を付けてディスカッションしたのが
難しかったです。考えてみて、リーダーシップは
場面のよって使い分けられるものと、一貫して
同じものとがあり、リーダーは常に考えながら
自分の役割を考えなければならないのだな
と思いました。勉強になりました!
A. コメントありがとうございます!宇宙空間という特殊な環境においてミッションを達成しなくてはならない場合、メンバーの性格のみならず文化的な背景や道徳、体力的な限界や外部からのストレス(宇宙デブリに衝突?)など、いろいろ考慮する必要が出てくるかと思います。・・と、これは宇宙だけでなく、国連をはじめとする国際舞台でみんなの意見をまとめる際も、そういった総合的なスキルが必要となってくるかと思います。本当にお疲れさまでした!

C. 日本の宇宙法政策はとても興味深かったです。
宇宙に関する国内法が複雑なため、民間企業
による宇宙活動が委縮してしまい、多くの規制が
かかってくることに驚いたと同時に、
仕方がないことなのかと感じました。
20年後に民間による宇宙活動がどうなっているか
とても楽しみです。

A. 20年後!ぜひ宇宙ビジネスが日本で活発になっているといいですね!日本は島国で太平洋側に隣国がないため、本来でしたら地理的に打上げ活動に適しています。いま検討されている宇宙活動法案に注目ですね。
C. 今回のチームについて、地球上の活動で
求められるリーダーシップと宇宙活動で
求められるリーダーシップの違いを
探すことが難しかったです。
全部適用できると思います。
A. お疲れさまでした!リーダーシップにもいろいろな種類があり(リスク管理・思いやり・・などなど)、環境やミッションによって、それぞれの「優先順位」が変わる・・とご理解いただけたら嬉しいです。シチュエーションによって切り替えられたら、「和」を保ちながら楽しく目標を達成できそうですね。
Q. 民間企業が、もっと宇宙開発に参入できるため
にはどのような政策が必要だと思われますか?
(複雑すぎる国内法を簡素化・明確化以外に
思いつくものがあればお願いします。

A. ご質問ありがとうございます!まず宇宙政策を作る政府機関の人材育成がまずはカギかと思います。若手職員を海外留学に出す機関は結構多いのですが、「留学=遊び」と捉える考え(風潮)がいまだにあります。友人も「人脈」とはなかなか捉えてもらえず、海外で得た情報を伝えても「かぶれたね」と言われる・・。留学が終わって職場に戻った途端、専門とは全く関係のない部署に異動になる・・・といったことをしていては、最新動向を反映した宇宙政策は作れませんし、ましては民間企業に必要な法制度も見えてこないかと思います。

C. 宇宙機内や惑星での生活で精神を安定させる
ために、宇宙食の中の施行職がが重要であると
若田幸一さんもおっしゃっていたので、
問題や事件が起こった際にはまずは食事を
共にすることで解決が図れると感じた。
A. 大賛成です!一緒にご飯を食べる、って長期間閉鎖空間で仕事をするにはとても大切な習慣かと思います。一杯飲む・・・ということはできるのかわかりませんが・・・。宇宙飛行士はお酒を飲んでいるんでしょうか??もし分かったら教えてください!
Q. 公海上からの打上げをした場合、その後
事故が起こったとき誰に責任が
帰属するのでしょうか。
A. 宇宙活動の一環としての打上げ活動でしたら、1967年宇宙条約第7条と1972年宇宙損害責任条約第1条に定義される「打上げ国」に該当する国になります。公海はどこの国の領土でもありませんから、「打上げを行った国」「打上げを調達した国」「自国の施設(船?)から打上げた国」が該当します。
Q. 宇宙損害責任条約は、被害国の迅速かつ
実効的な救済のため「打上げ国」に対して
厳格な責任を 課しているが「被害」の範囲を
広くとらえることには 賛同できるのですが、
フランスの学者が唱えたように、「精神的」な
損害も含める説に関して具体的に
宇宙活動における「精神的損害」とは
なんでしょうか?
A. 宇宙活動における「精神的損害」と書くと少し複雑に聞こえますが、実際に目の前に大きな宇宙機が落ちてきて自宅が全壊した場合、ショックで社会的な復帰ができないほどの精神病を患ってしまった場合・・などが具体的でしょうか?ただ「因果関係」の証明が難しい点は他の活動においても変わらないかと思います。ご質問ありがとう!
C. 今回のテーマについて調べるにあたって、今まで
知らなかったことをいくつか知ることが
できました。リーダーとしてリーダーシップを
発揮するのは、例えばISSのコマンダー1人など、
限られた人だけれども、皆宇宙飛行士は、地上で
準備をし、また、地上で厳しい訓練をし、
リーダーリップを学んだ人たちだから、
リーダー自身も優れたチームワークのための
リーダーシップをすることができるのかも
しれないと思いました。
A. コメントありがとうございます!今日はディベートで「宇宙活動で求められるリーダーシップは地上と同じか」について話し合いましたね。国や状況によってリーダーシップは変わってきますから、宇宙空間という閉鎖空間+無重力という過酷な環境では、まず誰一人脱落者を作らない、というのが重要かもしれませんね。落ち込んだときには共感しながら話を聞いてあげる・・など?そこのところ、本当に宇宙飛行士に聞いてみたいですね!!
A. 宇宙物体を打上げる活動に参加する民間企業の
責任も厳格ですか?
A. 宇宙損害責任条約の対象は国家が主体ですので、損害が生じたらまず「打上げ国」に責任が生じます。もし事故の原因がある自国の民間企業にあると分かった場合でも、民間企業が支払えるような額ではないかもしれません。このため、打上げ活動を行う会社は「宇宙保険」に加入します。この保険に事前に入ることを国内宇宙法で義務付けている国家も多くありますので、調べてみてくださいね。
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