space law notebook

授業に対する質問・コメントQeustion and Comments

第9回授業9th

※先週に続き、今日は模擬法廷ラ・クールで実際に英語で弁論する練習をしました。みなさん英語の発音が素晴らしかったです。来週は論点整理を一緒にしましょう。お疲れさまでした！

Question / Comments	Answer
Q. 今回の模擬裁判の原告被告それぞれの主張の発表を通して思ったのですが、主張の前の前置きや仲間の発表者へのバトンタッチの仕方などを事前に教えていただけたら幸いでした。初めての経験だったので、いろいろとドタバタして大変でした。	A. 弁論を始めるときのセリフをYoutubeで他の模擬裁判から聞き取り、準備してくださったんですね！本当にありがとうございました。実は法廷で話すだけでもいい練習と思っていたので、本格的に弁論が始まったときは驚きました。次回はセリフを用意しますね！お疲れさまでした！
Q. 話の始め方のようなものが自分自身よく分かっていなかった。日本語のように適切な間隔で区切って話すことができていなかった。普段こういったことをすることがないのでいい経験になった。	A. 法廷で弁論するという特殊な状況で、きちんと弁論できていましたよ。お疲れさまでした。英語だとなかなか感情移入しながら弁論するのは大変ですよね。しかも本当の裁判所で裁判官の前で話すとしたら・・きっと緊張もものすごいのでしょうね（笑）。
C. 自分のできなさにとても恥ずかしいと思いました。これからは話す練習を始めなければいけないです。今回の英語を話す機会をいただきましてありがとうございました。	A. セリフがないと、なかなか難しいものです。ですが、マイクを使って、裁判官の目もちゃんとみながら弁論できていましたよ！模擬裁判で英語圏の学生さんと競うときは、もっと訴える「演技」も必要かもしれませんが・・演技の方が難しそうですね！
C. 今日の講義で模擬裁判のディスカッションをしてとても緊張しました。やはり前に立つのと下で見る時の気持ちは全然違います。きちんと準備しないと本当に余計な緊張感が出て元々読める単語もすぐに口から出なくなって恥ずかしかったです。もうちょっと練習します。	A. お疲れさまでした！最後の弁論者で緊張されたかと思います。外国語は長く話すと口も疲れてきますよね（笑）。ですが、きれいな発音でちゃんと弁論してましたよ。慣れてきたらぜひ感情も入れて弁論してみましょう！
C. 原稿を書きましたが、正式な英語で書くのが難しすぎで自分のむちゃくちゃな書き方で書きました。	A. なかなか英語で口頭弁論のセリフを書くのは大変です。お疲れさまでした。いつも同じ言い回しもあるので慣れてくると少し楽かもしれませんが、初めてにしてはどうどうと弁論されていましたよ！
C. 授業の方は「あかつき」に関するニュースをラジオで聞いたけど重要な部分を聞き逃して残念でした。	A. ラジオでのニュース、よく聞いてましたね！金星と地球とが似ているなんて、なかなか知らないですよね。宇宙法の議論ではなかったですが、宇宙活動として知っていると、法律の勉強も楽しくなるかも・・？！ちなみに、宇宙法の条約で良く出てくる「月その他の天体」の表現ですが、金星も火星も小惑星も入ります（笑）。
Q. 宇宙活動における国際行動規範についてですが、米国は慣習国際法になることはないと明言していると授業で仰っていましたが、このような行動規範を作成することにより、法的信念を少しでも確立させている気がするのですが、否定することにより、法的信念を否定することはできるのでしょうか。	A, 質問ありがとうございます！法的信念を否定することはできるのかどうか、というご質問ですが、米国の言わんとしている点は、「行動規範が仮に慣習国際法になったとしても、我々は一貫して反対してきた」という「一貫した反対国」のスタンスを打ち出したいのかもしれません。とはいいつつ、宇宙活動においては、一応行動規範を遵守してくれているのですけど・・・。
Q. About the Seabed, I heard the US and some European countries have the treaty to explore and use the resource of the seabed. It seems that the US didn't care the UN decision. So, it will happen in space or not?	A. Thank you for your question! Do you mean if there is any bilateral treaty betwenn US and EU on the exploration and use of the Seabed? Basically, such activities are legal under the UNCLOS that provides the principle of peaceful uses of the Seabed. If you find more information, please let me know!
Q. 米国の新宇宙法は他国へ何か影響を与えますか？	A. 今回成立した米国の商業宇宙法は民間企業に小惑星の資源探査利用を許可する内容ですので、法的な議論はもちろん出てくると思います！ただ、他国への影響は・・実際に小惑星上で複数国の活動が干渉しあった場合などあるかもしれませんが・・。当面は、1967年宇宙条約第2条「専有禁止原則」との抵触に関する学術上の議論が繰り広げられるかと思います。
Q. 2005年、ロシアの提案により国連総会決議「宇宙活動における透明性・信頼醸成措置」が採択された際にイスラエルが投票で反対した理由はなんですか？	A. 質問ありがとうございます。基本的に、米国と足並みをそろえたにすぎません。当時はロシア主導でしたし、ミサイル防衛との関係からも反対しましたが、2010年にオバマ政権は賛成に転じてよかったですね！
Q. 宇宙兵器は地球上では大量破壊兵器ではないですが宇宙空間でそうなる可能生もあると思います。国際法では宇宙兵器は取り扱わないのですか？	A. 面白い質問ですね。ありがとうございます。大量破壊兵器（WMD）の定義はICJの勧告をもとにしています。宇宙兵器ももしICJがWMDと認めることとなったら、国連安保理での検討事項となり、国連憲章第7章も適用される可能性もあるかもしれません。WMDと認められなくても、それに匹敵する脅威が安保理で認められれば、少なくとも自衛権発動もしくは集団安全保障の文脈に入ってくるかと思います。ざっくりした個人的な見解ですが・・どう思われますか？今度意見を聞かせてくださいね！
Q. 中露の「宇宙兵器配備禁止条約案」の中の紛争解決（条項）は具体的になんですか？	A. PPWT案は、先週配布資料として配ったかと思います。紛争解決条項についてちょっと調べてみましょう！来週、ぜひ分かったことを教えてください。