授業に対する質問・コメントQeustion and Comments

第1回授業1st

Question / Comments Answer
C. アメリカでは宇宙旅行や人工衛星の打上げ、
惑星探査などを行う民間会社がいくつも設立
されてはいるのですが、日本ではまだまだ
国主導でJAXAが担うプロジェクトがメイン
なので、どんどん宇宙開発を行う民間会社が
設立されて、企業が積極的に宇宙分野に進出して
いって頂きたいと思います。
A. コメントありがとうございます。本当ですね!今日はVirgin Galactic社のPR動画をお見せしましたが、なんだか映画みたいですし、夢のある仕事のように見えます。現在内閣府で検討されている日本の国内宇宙法が、ぜひ日本企業の宇宙ビジネス参入を促進するような内容(保険・輸出管理・投資・著作権など)をどんどん盛り込んでくれることを期待しましょう!
C. 宇宙法について全く知識を持ち合わせて
いませんが、何か得られるものがあればいいなと
思います。英語の聞き取りに関しては多少自信を
もっているつもりですが、話す能力には
自信がありません。
A. 宇宙法の存在自体あまり知られていなくて・・(笑)。宇宙空間や宇宙活動が本当に壮大ですし、宇宙戦略や法的側面は安全保障に直結してきます。面白いなと感じていただけたら幸いです。また、次回からディベートの時間をたくさん取るようにしますね。明晰さ(Clarity)を求めていけば、スピードは問題ではないので、一緒に楽しんで議論していきましょう。お疲れさまでした!
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第2回授業(前半)2nd

どのような
Question / Comments Answer
Q. 「宇宙デブリ」という用語の意味が理解
できませんでした。授業中に携帯で調べたところ
宇宙デブリ=宇宙ゴミのような記述が
あったのですが、そういった理解で
正しいのでしょうか。
A. ご質問ありがとうございます!授業中に確認もせず話進めてすみませんでした。はい、「デブリ=ゴミ」になります。授業冒頭でお見せした動画でも、火星に到着するまでたくさんの「ゴミ」が出て行ったかと思います。ロケットの部品がどんどん取れていきましたね。それは回収することはほぼ不可能ですので(技術的+コスト上)、そのまま宇宙をぐるぐる回り続けることになります。
Q. 国家賠償責任について、宇宙条約は被害者救済を
重視していますが@打上げ国、A打上げを調達する国
B自国の領土から打上げる国、C自国の施設から
打上げる国、の間で、責任追及に関し
紛争が生じた場合において、調整するとなった
事例にはどのようなものがありますか?
(4か国で紛争になったことはないと思いますが・・。)
A. 残念なことに、これまで宇宙事故について損害賠償を求める事例がありません。1972年宇宙損害賠償条約を再来週の授業で説明しますが、旧ソ連の衛星(原子力燃料搭載)がカナダの領土に落ちた事例があります。しかし、両国とも適用する条約に食い違いがあり・・・と、再来週の授業で一緒に議論しましょう!
C. 最初の火星探査の映像では、ロケットの発射時の姿と
火星に到着したときの姿とは全く異なり、
途中の段階では多くの付属品が宇宙デブリとして
切り離されて捨てられてしまったので、
なるべくゴミを出さずに生かし続ける技術革新に
期待したいです。
A. 本当ですね!すごい量のデブリが出ていきましたよね。もう一回見たいくらいです(笑)。このため再使用型打上げ機の開発が続いていますが、実験の失敗も続いています。宇宙技術がとても高度な技術ということを実感させられます。
Q. ISS(国際宇宙ステーション)での国際法上の
位置づけとISSを独自にし規定した条約などは
ものでしょうか。
A. 国際宇宙法上では「宇宙物体」となります(笑)。大きいですね・・。ISSに関する政府間協定(Inter-Governmental Agreement: IGA)につきまして、11月17日に授業で説明します。どうぞお楽しみに!
Q. 授業中にも質問させていただいたのですが
「占有」と「専有」の違いについて教えて
いただきたいです。

A. とてもいい質問ですね。英語ですとoccupationとappropriationになります。前者は「(土地・家屋などの)占有、利用、使用、(土地のの)占有専用の」とある一方、後者は「(資金の)充当、政府支出金、(金の)横領、着服」とありますが、法律英語の辞書Garner's Dictionary of Legal Usageによると「1. the exercise of control over property, especially without permission; 2. the bringing about a transfer of title or of a nonpossessory interest in the property」とあります。国際法上の概念にも詳細に触れたいのですが、占有が国際人道法上の占領に相当し、専有は宇宙条約特有の用語で領有に類似するとお考えください。領有って何?って質問が続いてしまいますでしょうか?

第2回授業(後半)2nt

Question / Comments Answer
C. 今回の模擬裁判の問題はやはり宇宙に関連する
専門用語が多かったので、和訳するのに
少し苦労しましたが、本番の大会では
いかに速く、そして正確に問題文を読み取り、
把握することが求められているので、
英語力の向上に精進せねばいけないと
思い知らされました。
また、問題文は2020年代の仮定の話で内容が
展開していったので、現在の私たちに
とっては少し現実離れの寒がしたのですが
先生が実際には本文中の内容が現実に
進行しているとおっしゃったので、いよいよ
本当に起こりそうだなとはっとさせられました。
A.2016年の宇宙法模擬裁判の翻訳、お疲れさまでした!近未来のようですが、すでに起こりつつある問題のようにも読めますね!今回は輸出管理の用語も見られましたし、犯罪人引渡にも関連する気配が・・。来週からストーリーとして捉え、どのように宇宙法を適用していけるか、ぜひ一緒に考えていきましょう!
C. 今回の授業で各自の担当パートの英文和訳を聞き
どういった点が問題になっているのか
十分に整理できていないので、次回までに
ある程度の理解をしておこうと思いました。
A. 翻訳お疲れさまでした!ようやく全貌が明らかになりましたね。例年より今回はシンプルな気がします。3か国が関係しますが、各国の関係も考えながら、来週いろいろ議論しましょう!
C. 講義がとても面白いので、興味深いと思いますが
「衛星の会社であるジョーダンカンパニーは
2023年に設立され、登録されることになって、
Ractaliaの衛星発展計画は2026年に開始した」みたいな
文章を読んだら「えっ」と思いながら、
本当にこう想像するのはなぜか、根拠はなんですかなど
疑問がつい出てしまいました。ですので
講義中で、なんでこういう発想とか、どこから
こういう数字や年数が出るとかを教えて
くださったら、ありがたいと思います。
A. 模擬裁判は架空の事件に法律をどう適用するか、を競う教育方法ですので、初めて問題を読んできっと驚かれてたでしょうね。次回、改めて模擬裁判とは?ともう少し説明しますね。「架空の事件」ではありますが、技術的にはそれほど未来の話ではありません。次回はぜひ似た宇宙ビジネス、特に宇宙旅行の説明もしたいと思います。お疲れさまでした!
C. 前期の授業は宇宙法の知識の勉強と弁論をしましたが
気持ち的にしっかりと法律で問題を分析するのは
書けていました。今期は実際に一つの事件に
はいるので、勉強の内容も難しくなる気が します。
これから法律知識を深めながら真剣に問題を
考えなくてはいけないと思います。
A. 前期の授業は「宇宙法政策模擬交渉」でしたね!確かに政策と宇宙法を少し、あとは英語でのディベートが中心でした。今回の問題は宇宙旅行や宇宙デブリ、と想像しやすいですし、ぜひ宇宙法の適用という観点から挑戦してみましょう。
Q. Could the state immunity be used in the space?
If the astronaut is a military officer or governer,
will he enjoy the immunity in space?
A. Thank you for your question! We are going to study "The Liability Convention of 1972" next week, and I will explain about the state immunity. Please wait for the answer for a while ;-)
C. 今年度の宇宙法模擬裁判の問題に刑事訴追に
ついても触れているので、自分の分野と少しでも
関連する部分があって嬉しいです。
また、宇宙物体における権利の消滅についても
興味があり、内容を掘り下げていくのが
楽しみです。
A. 本当ですね!今回の問題では宇宙飛行士が元国防相の方で国家機密情報をすべて持ってライバル国に亡命を希望??宇宙法以外の条約の適用が入ってきますので、いろいろ面白そうです。宇宙物体と宇宙デブリの定義の話も面白そうですね!ぜひ楽しみながら勉強しましょう!
Q. 問題文のPara.6の最後のところで
「Rastalia-owned companies」の翻訳について、
「Rastalia国有企業」ではないですか?
A. はい、国営企業もしくは国有企業ですね。宿題の翻訳では「Rastaliaにある企業」となってましたね。次の授業では全翻訳をつなげて完成したものを配布したいと思います!ご指摘ありがとうございます。
Q. 宇宙旅行者としてのMs. Erin PaulaさんはMosoliaの
国民ですから(MosoliaとRastaliaは外交関係が
ないですが)彼女のRastalia国からの
返還要請を、自国(国籍国Mosolia)ではなくで、
Banche国ができますか?
A. 来週、問題文をより詳しく見ていきますね!確かにPaulaさんも宇宙飛行士として見なされていたのかどうか、という点が気になります。
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